会社を設立したときのIT環境をどうするかメモ1

自分で会社を設立した場合、IT環境をどうするか考えてみたのでメモ

目的は以下の様なことを最小限の運用コストで実現すること

  1. ドメイン管理
  2. 社員のアカウント(入社・退職管理)
  3. 社内ツールの運用(メールや社内wiki)
  4. 外部公開用ホームページや製品ページ運用(要ブログ機能)

結論から言うと、ほとんどをGoogleが提供するツールでなんとかする

1. ドメイン管理

まずはドメインの取得だが、これは好きなサービスを使えばいいと思う。

個人的には valuedomain に慣れているが、そういうものがなければ 今後の AWS 連携を考慮して Amazon 提供の Route 53 がいいかもしれない。

2. 社員のアカウント(入社・退職管理)

アカウント管理の容易さやその他のツールとの連携を考えると、 有料とはいえ Google Apps for Business になるかなと考えている

考えられるメリットは以下

  • メールアカウントとツール(Gmail)の提供 (後述)
  • 2段階認証などセキュリティ面での充実した機能
  • アカウント管理の容易さ
  • Google site や AppEngine などとの連携 (後述)

2014年6月現在では、1ユーザ600円/月から、となっている

3. 社内ツールの運用(メールや社内wiki)

社内で業務上必要となるツールには様々なものがあるが、Googleにはほとんどが揃っている

  • 社内だけで使うClosedなチャット -> hangouts
  • 社内用wiki -> Google site
  • メールアカウント -> gmail
  • メーリングリスト -> Google apps
  • ファイルサーバ -> Google drive

4. 外部公開用ホームページや製品ページ運用(要ブログ機能)

ホームページホスティングサービスやブログサービスについての選択肢は多いが、 以下のことを考えると選択肢は限られてくる

  1. 独自ドメイン運用できるか
  2. 社員アカウントとの編集権限連動できるか
  3. 非エンジニアが容易に編集できるか

1については、ほとんどのブログサービスが提供していると思われる

2については、ハードルが上がる。アカウントをGoogle Appsで行う以上、 Googleのサービスを使うか、自前でSSO機能を実装してサービスを構築する必要がある。

3については、ブログ記事の編集ツールが無いとエンジニアのリソースを使ってしまう。

というわけで、結論として以下を考えた

  • Google AppEngine上にブログサービスを構築
  • Adminツールから、ブログの編集権限は社員アカウントのみに制限する

Github PagesやS3による自前サーバ0な静的サイト運用方法は色々あるが、 上記の要件を満たすものを考えたら、AppEngineによるものしか思い浮かばなかった。

もっといい運用があれば、また記事にしようと思う。

参考URLなど

Google Apps for Business Prices:
 http://www.google.co.jp/intx/ja/enterprise/apps/business/pricing.html
Github クローンなサービスに関する記事:
 http://hiroki.jp/github-clone
apache-google-apps-sso:
 https://github.com/epotocko/apache-google-apps-sso

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© 2011 tanarky

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